TUBUYAKI SPECIAL 002
忘れないための、大阪−岡山旅行記


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TUBUYAKI SPECIAL 002-2
忘れない為の犬島覚書(写真満載:笑)



--- 「島劇場」へ 行こうよ。 ---

by 犬島アーツフェスティバル実行委員会


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旅の2日目。
早起きして梅田−新大阪。新幹線で岡山へ。
結構さくっと着いちゃって、まだ午前中の岡山駅
桃太郎がお出迎えしてくれた(笑)
やっぱりここはやっとくべきでしょ?記念撮影

とりあえず大荷物は嫌ーとホテルに向かう。
お泊りは「岡山シティホテル」大阪に引き続き、激安…はきしいってエッチホテル並み。
うむぅ、東京の物価が高いのかなぁ?もっと旅行来ようとか関係ないこと思う。
ロビーのお兄さんに荷物を預ける。
「芝居なんです。チェックイン遅くなります」一応言っといた。
お兄さんニコニコ。キレイだし。いいホテルだ。
「時間あるねぇ?」「どーする?お城みる?」「んー…お城ぉ?」
ホントは山の上にあるっていうヘボい遊園地に行きたい…とりあえず言って見る。
「お山はちょっと遠いのよ、うーん間に合うかなぁ」渋られた。
「んーじゃぁ、ちんちんちん電車にのる」「いーけどさぁ、一個多くない?」
「わざとよ、好きなものは多めに言っておくの、乗れんの?ちんちんちんちん電車?」
呆れられる。とりあずホテルのお兄さんに大通りに出る道を聞いて、出発。
まだ時間はある。15:00の船に乗るから、岡山駅に14:00過ぎに行けば良い。ふむ。

言われたとおりに歩いていたら、おや?何?こんなところに…

エロ映画館…(-_-)
繁華街でもなーんでもないとこにいきなり出てきてびっくり(笑)
「ねぇねぇ、モ○エのお尻だってさ」「??ねぇ、ちょっと似てない?」「似てる…」
パシパシ写真撮ってるあたしたちを、遠巻きでご近所の方が見ていらした(笑)
お騒がせいたしました(-人-)

暑いよ暑いよー。通りまでどれくらいー?
すでにばて気味。下をむいて歩くあたしの目に又モモタロ。
ちょっと元気になる(笑)

とりあえずお城も遊園地もやめ。乗りたいからちんちん電車に乗る。
バスと並ぶ、信号で止まる。面白い…。待ってるところを一枚とった。よくとれた。


※A君のプライバシーに配慮し、顔消してみた(笑)※

ペイントもイロイロで。一番可愛かったのは猫の
とりあえず、商店街前で降りる。商店街は夏祭り。ぶらぶらすることにした。

路上に氷柱。冷たい… 子供子供、走る。ぶつかる。
あ、ひまわりみつけ。一本100円だって。
「島にもってきたいけど…」「しおれるだろうねー」「うー。やめとく…」
「きゃー、可愛くない??」みかけた空ペイントのノースリーブのシャツ、すでに両手で握っていたり(笑)
「これから島いくんだよな?普通に買い物してない?」「いーんじゃない?買えば?」
笑ってる。うーん、でも欲しいな、鏡前で合わせていたら店員さんがやってきた。
店員さん岡山弁がめちゃくちゃ可愛い。無邪気というかなんと言うか…
「カメラなんてぶらさげちゃってー、カノジョ撮るんですか?え?観光?え?東京?」
「きゃー!!なんでそんな表舞台から??へーお芝居?島?楽しんでくださいー♪」
可愛い可愛い。くるくるする目、思わずこっちもニコニコしちゃう。
全身ハッピー!これぞ女の子な感じ。ステキステキ。
一枚撮っていい?と言ったら「えーー?嬉しい♪」って、最高の笑顔をくれた。


※アフリカ太郎の店員さん※

「ビーサン買おうよ」「いいのないかな…を、100円で売ってるよ?」「マジ?」
100円ショップで迷彩のビーチサンダルを買う。大きい団扇も買った。
「お腹空くかもよ?」「何か買うー?」だらだら歩いてみつけたアンパン屋さんでふたつずつパン買った。
時間もいいね、行こうか??また、ちんちんちん電車に乗って、駅へ、
駅からバスで、新岡山港へ。心臓がどきどきしてくる。


※これで島へ渡るのだ※

着いたのがぎりぎりすぎたから15:00の1回目の船に乗れなかった
10分くらい待って、出航! 潮の匂いってわくわくする。

 
※島へ渡る船の中、靴脱いでビーサンに。汗かいて、大変※

ついたよー。天気いいから海が青い。空が青い。
青いそらににょっきり伸びたレンガの煙突。
どきどきに拍車…すごーいすごーいすごーい
船下りる前から大はしゃぎになる。走り出しそうな気持ち、深呼吸して抑えた。

 
※島の真ん中のにょっきり煙突。銅精錬所のもの(左) / 瀬戸内海を背にポーズだ(右)※

今日のメインイベントは、今回の旅のきっかけ。
維新派「カンカラ」in 犬島銅精錬所跡地(屋台村付)

「瀬戸内の小島」「銅精錬所跡」で芝居ってだけでわくわくしちゃう…
チラシに※蚊の発生が予想されます。の注意書きがあった。
虫除けは昨日大阪で買ったし、準備万端♪
ついたのは15:30くらいで、芝居は19:00〜。当然まだまだ仕込み中。

せっかくだからココ、銅精錬所跡を起点にして、犬島一周れっつごぉだ


※出発地点、精錬所。見上げる見上げる※

印象は、瓦礫の島。ぼろぼろのレンガがあちこちに頭を出してる。
これが島の人の日常風景なのかぁ、凄いなあとか感心



※仲良し(笑)傍から見たら彼氏とかに見えちゃうかな?謎。※

よっこらしょと精錬所から一段おりたとこに屋台村♪さっそくひっかかってしまう
「ビールのみたぁーーーい」「寝ちゃうんじゃないの?僕飲めないから」「うーむ、じゃちょっと我慢…」
結局お茶と伊勢うどんを食べる。「伊勢うどん、んー?これ伊勢うどん?汁ない」
「あはは、まぁね、こんな感じ。でもちょっと違うよ」「伊勢うどんたべたーい本物の伊勢うどんー」
「何我侭いってんの(笑)お伊勢参り行きなさいな、食べれるから」「伊勢参りかー」
次の旅行案きまり??(爆)


※屋台村と真っ黒くろすけなAくん。(笑)※

海沿いの道、小道抜けたらすぐ現れた、にょきにょき、また大きいレンガの建物。
犬島発電所跡。崩れた煉瓦、ぽっかり開いた薄暗い穴、どきどき…

「これから公演なので、ちょっとここから入れないんです」「えーーー?」
ちょっとショック。これからダンスの公演らしい。
「一周してからまた来ようか?」「んー、そうしよう、ちょっと待って、一枚…(パシャリ)」
しょうがないから右回り右回り、レンガを踏んで、小道を行く。
いかんな、蚊に刺されそうだよ?虫除け虫除け…


※東京で吸えないいい空気いっぱいすっとく※

よいしょよいしょ、草の匂いの中歩いたら、急にぱっと明るくなる。
をー、海だぁ〜。浜になってる。走っていこうとして、おや?……ホオジロ鮫って人食うんじゃなかった?(汗)


※ホオジロザメ出現、鮫よけブイにからまらないでねと書いてある※

 
※とりあえず足だけ…全部入りたい…(左) / 影も波にさらわれる(右)※

ざらざらの砂、サンダルの間にいっぱいで痛い。水道に無理やり足あげて洗った。
何時だろ?島一周にはもうちょっとかなぁ。だいぶ日が傾いてきた。夕方の影だね?
「何か面白いことやってよ?」「面白いこと?? さんぺーです」「……」


※イヌシマdeサンペー(笑)※

浜から木に囲まれた小道を行く、又道が開ける。今度は集落。
失礼かもしれないけど、懐かしい家並み…子供になったよな錯覚

※ロジロジ。なんだか懐かしい…


※犬島の猫。なにしにきたんだにゃー?(左) / 猫のみてた風景。ここからも煙突(右)※

道なりにずんずん進む。暑いよー。だんだんばててきた。
もうちょっと?ねぇ、1周したら、休もうね?ね?


※3本の煙突のある風景。やっぱり幻想的というか…不思議…※

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※1周して港についた。えばってる人(左) / ご褒美のかき氷、こんな美味しいかき氷久々(笑)(右)※

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※屋台村まで戻ってきた。すっかり夕方(左) / 逆行の煙突(右)※

屋台村もかなりにぎわってきた。ステージでなにやらライブをしている。
偶然、昔一緒のお芝居に関わっていたTくんと遭遇…びっくり
「なんていうか、ココで会うのって、びっくりするよね」
あたしよりAくんと仲いいから、放っておいてあたしは屋台村を一周…
大好きなマッコリ売っているお店を発見…むぅ、飲みたい飲みたい…
しかも隣で焼きだこを売っている…これはつまみにしろってことだよなぁ??
誘惑にまける(笑)


※たこをつまみにマッコリを飲む。至福…※

開演まではもうちょっとある。さっき見られなかった発電所まで足をのばす。夕暮れ、いい感じ。


※逆光で真っ黒だったので弄ったらこんなになった※


※私有地の為普段は入れない様子。危険な場所たくさん…どきどき※


※pinoが撮ったAくんの写真。夕方っぽい。上手。ステキ(笑)※

 
※Aくんが撮ったpinoの写真。……真っ黒…しく、へたくそ(左) / 弄ってなんとか見れるようにした(右)※

というわけで、18:30、開場…夕日にイントレ、なかなかかっちょいい

芝居は「銀河鉄道の夜」をベースにした、ちょっときゅっとなるよな切ないお話デシタ
維新派特有の”ヂャンヂャン”も聞けたし、満足…
海の音と、風の音と、少し固い土を蹴る、「少年」たちの足音と…幻想的でくらくら。
場所勝ちといえばそうだけど、ほんとにほんとに、久しぶりに、
どっぷり頭までつかって芝居を楽しんだ
遠くまで来て、良かった(じ〜ん)


※帰り、照明に浮かぶ煙突。まだ夢から醒めてない気がした※

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参考LINK
維新派のHP  ★  犬島アーツフェスティバルのHP


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